3DCGアーティスト・藤田 将氏は6月6日(金)、Blenderのジオメトリノードを利用した、カーブから線路を作成できるツール「Procedural Railway Generator/線路ジェネレーター」をSuperhiveでリリースした。対応するBlenderのバージョンは4.2〜4.4、価格は非商用ライセンスが8ドル(約1,170円)、商用ライセンスが12ドル(約1,750円)。
線路ジェネレーターをリリースしました!
— 藤田将 (@noveldrum) June 6, 2025
カーブを線路に変換することができます。
追加アセット無しで、シーンに余計なものを追加せずに使えるのがこだわりポイントです。#blender #3DCG pic.twitter.com/6u71qZVFAP
Procedural Railway Generatorでは、ベジェ/パス/キャットムル・ロムのカーブから自由に線路を作成でき、線路数や線路幅と高さ、複数路線の間隔調整のほか、道床(線路下に敷かれた石・バラストを積み上げたもの)の詳細な設定、レールのゆがみ、脱線防止ガードの有無、枕木の設定、サビの強弱、線路のカント(傾き)などもカスタマイズ可能。


また、カメラカリング(映らない部分をレンダリング対象としない処理)、LOD(0~3)、生成したジオメトリの実体化なども行える。
▲LOD 0と3

■Procedural Railway Generator
https://superhivemarket.com/products/procedural-railway-generator
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